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見逃されがちなワンプレーが勝敗に影響を与えるⅡ

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昨日、クライマックスシリーズの日ハム―ソフトバンクでのワンプレーについて言及した。

昨日の内容はコチラ 見逃されがちなワンプレーが勝敗に影響を与える

 

1点を先制したソフトバンクが、3回本多の盗塁を敢行、これに対して日ハムは

2塁に送球した球が外野へ抜け、本多が3塁まで到達したというシーンだ。

 

そしてこの後、柳田のタイムリーが飛び出した。

2塁にとどめておけば、バッテリーの攻めも変わり、失点しなかったかもしれない。

一方で

2塁にとどめておき、失点しなかったからと言って勝ててはいなかったかもしれない。

したがい、そのプレーのせいで負けたとは言い切れはしない。

しかし、致命傷だった可能性もある。

そして記録に残らず、取り上げられず、忘れられていく。

 

 

ひとつひとつのプレーが勝敗に影響する。

ひとつのプレーが次のプレーの選択に影響を与える。

この時は中島のプレーの選択が、バッテリーの攻めへ影響したかもしれない。

また、大きなミスがその後のチームの戦略に影響をあたえる。

 

中島のプレーは大きくは触れられないが、タイムリーエラーの戦犯級といえる。

 

3塁までランナーが行ったことでピッチャーはがっくりくる。

さっきまで1塁だったのがあっという間に3塁だ。

このショックがピッチャーの心理に影響を与え、投球が変わってしまう。

 

 

先の塁を献上し、1点が入ることで展開がかわり、採用する作戦が変わり、点差が開くことになる。

そうなるともう打つ手が狭められ、確率の低い戦法をとらざるをえなくなり、

敗戦へと向かうことになる。

 

2塁にとどめておけば失点せず、展開変わり、後半に僅差となり勝っていたかもしれない。

 

野球は、ひとつの塁を奪うか阻止するかの連続であり、相手にホームを踏ませない、

自チームが相手より一回多く、ホームを踏むという競技だ。

ワンプレーをおろそかにすると、それが致命傷になり、取り戻せなくなるということだ。

 

ところで、この時のキャッチャーの送球は低い球を選択した。

これについての技術の話があるので明日へつなげたい。

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