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タッチ、タッチ、そこにタッチ

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昨日横道にそれた話のつづき。

 

コリジョンルールが誕生して以来、野球中継では

○○タッチという言い方が頻繁に聞かれるようになった。

 

当たり前に使われる野球用語は数多くあり、

見続けていれば理解できることなのであえて説明の必要はない。

 

ここはあえて説明したい。

 

○○タッチのうち、最近よく聞かれるものが

追いタッチと空タッチだ。

オイタッチとカラタッチと呼ぶ。

 

ランナーはベースタッチする際、足か手でベースを触る。

 

足からスライディングする際は、足先がベースタッチ。

ヘッドスライディングの際は、手先がベースタッチ。

周り込んで足でスライディングするときは手でベースタッチ。

または内側へスライディングした際は、足先でベースタッチ。

駆け抜けるときは、いわずもがな足でベースを踏む。

 

とにかく足先か手先でベースタッチをするので

守る側からすれば、アウトにするためにはこの足先か手先に

タッチすることになる。

 

タッチする側からすると

ランナーは必ずベースを目標としているので

ボールを持ったグラブ(時に素手)をベースへ置くように

あるいはベースへ叩くようにタッチすればそこへ自然とランナーの

足か手が来るようになっている。

 

ところが、タイミングがランナーの触塁の方が早い場合、

足先、手先にタッチができず腿やひじあたり、

背中や頭、腹にタッチすることがある。

これを追いタッチと言う。

 

一般的には、タイミングがランナーの方が早く、あるいは返球が逸れた場合に

ベースへグラブを置いたり、叩くようにしてタッチが出来ず、

ランナーを追いかけるようにして背中や頭といった部分に

タッチしに行くようなものを追いタッチと理解しているが、

前述の手先、足先へのタッチ以外のものを全て追いタッチと言う。

 

ブロックが許されていた従前は

ベースの上に体を載せて体当たりでランナーの突入を阻止するか

ボールを持ったらそのままベースへ体ごと預けて

ランナーと衝突していたのでこの追いタッチのシーンは少なかった。

 

さらに明日へも続けよう。

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