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キャッチャーのキャッチング技術Ⅲ

昨日は、キャッチャーのキャッチングについて

一流のキャッチャーは、ボール球をストライクに見せようとはしていない。という話をした。

 

キャッチャーは、アンパイアの目をくらますような、そんな行為をする必要はない。

昔から、ボール球をストライクに見せる技術とか言われてきたが、その必要はないということだ。

 

一流のキャッチャーは、ミットを動かさず、ピタッと止めることに注力する。

結果、キャッチングがうまく見え、ボール球ですらストライクに見えてしまうことになるのだ。

 

そのピタッと止める技術。

なぜ、この技術が求められるか。

その理由は2つある。

 

ひとつが、

ストライクの球を確実にストライクと言ってもらうためだ。

キャッチングが下手だったり、捕球をした後ミットが流れてしまったりすると

アンパイアはボールと言いたくなってしまう。

 

ボール球はそれでもいいが、ストライクかボールか微妙な球を下手なキャッチングで

ボールと言われたり、ストライクなのにボールと言われることを避けたい。

 

特に、ストライクをボールと判定されることほどピッチャーを落胆させることはない。

 

ボールと判定されればピッチャー不利のカウントになるため、

どうしてもピッチャーはストライクをとりたくなる。

また、落胆しているので、次に立て直して良い球を投げることも難しくなる。

 

そして、痛打→ゲーム不利→敗戦となるのだ。

 

もうひとつの理由は来週へ。

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