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成長期の選手の可能性と携わる指導者の意識

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昨日、わざと詰まらせてヒットにする打ち方を成長期の選手が行うとリスクが伴うという話をした。

 

松井稼は、つまることは嫌いじゃない。と言っている。

イチローは、バットの根っこから先まで使え。と言っている。

落合は少し詰まった方が、飛ぶ。とまで言っている。

 

卓越した技術を持っていたり、経験を多く積んでいたり、体が出来上がった選手は

こういう境地に達するかもしれない。

 

しかし、

小さいうちにその選手のタイプを決めつけてしまうと成長を阻害してしまう。

1年で目覚ましい体の成長や技術の成長がある中学生、高校生のタイプを

決めてしまってはダメなのだ。

 

野村克也は、夫人がオーナーを務めるシニアチームを持っていた。

「中学生(小学生だったかな?高校生かな?)を教えてみたい。彼らは、日に日に成長がわかるほど伸びる。」

という主旨の発言をし、その可能性を明示している。

 

ちなみに、巨人のコーチの井端は、その夫人がオーナーを務めるチームに属していたことがある。

井端は、ピッチャーだったが、野村の薦めで高校から野手へ転向し、甲子園へ出場、

球史に残る名手へと成長した。

 

ここでも成長期の選手の可能性は、大きいことがわかり、その指導は貴重とわかる。

 

間違った指導や無為な助言が、将来のその選手に影響してしまう。

それは、立証できないので罪にならないが、その可能性を背負っているということは

指導する立場の人間は、常に意識したい。

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