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20日から高校野球関東大会が始まっている。
わずか、5日間で勝負を決する大会だ。
一回戦からのチームは優勝するためには5日間で4試合をこなす。
ピッチャーを過度に起用するチームはない。目標はあくまで夏だ。
昨日は、東京チャンピオンの早実が登場。
清宮のホームランも飛び出し、日曜の試合ということも相まって球場は超満員。
タイブレークの末、逆転サヨナラ勝ちとなった。
それにしても昨日のホームランはあの打ち方、あの軌道でホームランになるとは。
高校レベルでは、抜けてしまっている。
早実は先日、熊本へ招待され数試合を戦った。
清宮人気で球場に多くの人を集め、
秀岳館戦では清宮と勝負し、情報を得るため2番を打つ打者が敬遠され、物議を醸した。
昨日の関東大会初戦でも打った清宮のホームラン数が話題になっている。
そこでこんな記事を目にした。
この場でも何度か記したが、このホームラン数は大きな意味を持たない。
話題性を提供するだけのものであり、多くの人の関心を買うため以外ない。
高校野球のホームラン数は練習試合を含み、試合数や相手がバラバラであり、
相手のピッチャーのレベルも知れない、比較をするに無理がある。
数も公式記録員が数えているわけではなく、あくまで各チームでのスコアブックを基にしており、
記録といってもあまり価値があるものではなくなる。
超高校級の選手にとって
たとえば、予選の一回戦であたるようなピッチャーの球などフリーバッティングだ。
そういったピッチャーを多く打ったり、多くの練習試合をこなせば、数に差が出るのは当然で
数字だけ比較して優劣は計れない。
フリーバッティングで投げるキャッチボール程度か、
あるいは、それに毛が生えたくらいの緩い球は飛ばすに技術を要する。
ところが、一般的なイメージで130㌔くらいを表示するような球は、
ちょうど打ちごろのおいしい球となり、反発で飛ばせるのでホームランはよく出る。
このくらいの球を投げる高校生が多いのでレベルの落ちるチームと対戦することが
ホームランするに一番打ちやすい。
明日へ続ける。
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