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先日、6月13日の横浜-ロッテ戦の初回、ロッテ・鈴木の強烈なショートゴロを
横浜ショートの倉本がスライディングしながら好捕した。
倉本は、守備のセンスの高い選手だ。
ここまではうまかった。
しかし、ケツをついてスライディングしながら捕球し、
起き上がるには時間がかかると判断したのだろう膝をついたまま1塁へ送球した。
しかし、捕ってから素早く、タイミングはアウトと思われた。
ところが、送球が1塁手よりかなり手前でバウンドさせ
1塁手にとって捕りやすいワンバウンドを投げたことで、脚の速い鈴木はセーフとなった。
相手に捕りやすい送球をしていたのでは間に合わない。
脚の速い打者の打球を処理したらショートバウンドで投げればいい。
無理に届かそうとすると暴投の危険性がある。
だから、リスク回避とアウトをどちらもとれるショートバウンドを思い切り投げるのだ。
こうすると、送球がバウンドしてからの失速が少なく済む。
捕る方が、ベースから離れないまま、足を着けたまま、腕が届くなら
ショートバウンドの難しい処理であっても捕る方の責任だ。
毎日ショートバウンドを捕る練習をすれば、どんなに速い送球でも手が届けば捕れる。
昔は、投げる方の責任とされていた。
内野手はファーストまで遠投になったり、体勢が悪く強い球を投げられなければ
ワンバウンドの送球をしなさい。という教育が一般的であった。
そして、この際も送球は捕る側(ファースト)が捕りやすいようなバウンドになるように
投げなさいという教育だった。
だが、これは間違いだ。
これでは、バウンドした後、急激に失速してしまい、間に合いそうなタイミングだったものが、
打者の脚が逆転してしまい、セーフとなってしまいかねない。
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