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昨日につづき、内野フライをとりあげる。
昨日はフライの約束事、『優先権』について記した。
ピッチャーフライが上がった場合、プロでは常識だが、
ピッチャーは捕らないという約束事をしているチームは多い。
ピッチャーの真上に上がったフライでさえ、ピッチャーは捕らないという意思表示をして
そこから逃げるように避けてゆく。
これは、ピッチャーがフライを捕るより、内野手の方がうまいことが理由の一つ。
ピッチャーは、投げることが仕事であり、その他は二の次となる。
プロのピッチャーは、アマチュア時代、投げる球の優秀さについては注目を受け、
高い契約金と年俸を用意され、入団を乞われる。
守りがうまいという理由でドラフト指名されるピッチャーは一人もいない。
つまり、守ることに関してはアマチュア時代は下手くそでも、プロになれる可能性があり、
プロに入っても下手くそであることが珍しくない。
プロには行かないただの野球好きで、脚光を浴びることのない所で野球をやっているアマチュアより
守備だけだったら劣る可能性があるのがプロの投手というものだ。
球は速く、変化球は鋭いものの、いざ打球が飛んでくれば動きは鈍く、一塁送球もままならない
という長身の外国人ピッチャーをよく見かけるものだ。
専門外の守備という仕事をマウンドという、平らでない場所で行おうとするとミスが起きやすい。
ピッチャーにフライを捕るなどという専門外あるいは、求められていない仕事をおしつけるのは、
不合理であるため、そこは専門の内野手に任すということなのだ。
もう一つの理由が・・・
これは明日にしよう。
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