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内野フライの約束、掛け声について今週は取り上げてきたが、前回取り上げたキャッチャーの
フライに対する約束事。
ピッチャーがフライを捕らないで野手に譲る理由は、内野手の方がうまいからということと
投球に集中するがためにフライが上がっても、その集中を切り替えることが
難しいからということだった。
キャッチャーもピッチャー同様打ち取ることに神経を使い、打ち取った瞬間成功を手に入れる。
だが、ピッチャーと違うことがある。
打ち取ることに頭を使っているのは組み立てやサインを出すところまでで、
いざ投じられる球は、ピッチャーに任せるしかなくなる。
ピッチャーの投球を待って構えた時には、ピッチャーに委ね、
キャッチャーは守備の人へと切り替わる。
そのため、打球の行方にも集中しているからフライも追いかけられるのだ。
まして、バックネット方向へはキャッチャーが追いかけなければ追いつけない。
やらざるを得ない、やらなきゃいけない仕事となる。
また、キャッチャーだけが、ピッチャーを含む他の野手と反対の方向、
つまりグラウンド全体を見る形でプレーしている。
したがい、野手へ指示を出す仕事を受けもつことになる。
指示を出す仕事をしているので打球に対する集中力が切れなく、
フライに対してもピッチャーのように一瞬ホッとするようなことがなく、
フライを掴み、アウトを掴みとろうと瞬時に動き出すことができることになる。
そのようなキャッチャーの心理的な特徴を前提として
フライが上がった場合のキャッチャーの約束事をいよいよ次回記そう。
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