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必ずしも落差が大きいことがいいとは限らないフォークボール

誰だっただろう。

結構前に、本物のフォークは4人と言っている人がいた。

4人とは、フォークボールの元祖杉下、

マサカリ・村田、大魔神・佐々木、そしてトルネード・野茂だ。

 

これらは、おそらく、落差があるフォークを投げていたから、この評になったのだろう。

杉下のフォークは打撃の神様・川上を苦しめた。

村田はいつもビール瓶を指に挟んで柔軟性と筋力を鍛えた。

佐々木のフォークは人間の動体視力ではとらえることができないのではと古田が言った。

野茂は、真っ直ぐとフォークでドクターKとなった。

 

動かす球が効果を発揮すると認識された今の野球の常識では、

必ずしも落差が大きいことが最良の球ではない。

落差が大きければ振ってもらえない時はボールとなってしまうし、空振りでは、球数を要してしまう。

それより、小さい落ちで内野ゴロを打ってもらった方がピッチャーは楽だし、

チームにとってはありがたい。

 

いわゆるスプリットで速くて落差のある球にして、空振りを獲りに行かず、内野ゴロを打たせ、

カットボールやツーシームの真っ直ぐに近い球で動かし、打たせる。

球数を少なくし、登板数を多くし、ピッチャー寿命を長くさせる。

 

速球ピッチャーが球を動かせば、とても効果がある。

日本代表がアメリカ相手に詰まらされまくった、あの球だ。

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