今年の盗塁王はセが32個でパが44個。
30台前半で決まってしまうと少ないという印象をもつ。
盗塁はピッチャーが動作を起こし、
ホームに投げることになってからでないとスタートを切ることができない。
分析で、これをしたら牽制は来ないとか、
3回以上連続で牽制は来ないとかでタイミングを良くする事はできる。
たまに、たまたまピッチャーが動くタイミングと走り出すタイミングが同時の場合がある。
または、ピッチャーが動く前から走り出し、ピッチャーがこれに気づかず、盗塁成功というシーン
も見かける。
これはピッチャーのミスということで片付ける。いわゆる完全に盗まれたという状態だ。
しかし、そういうギャンブルスタートや早とちりでの盗塁成功以外、
盗塁はピッチャーが動いてからでしかスタートを切ることができない。
ピッチャーは脚を上げず、クイックで速く投げることが許されている。
キャッチャーは中腰で構え、ステップを踏んで2塁ベース上へ投げることで、盗塁は成功できない。
この間を1.8秒台から1.9秒前後でまとめれば、盗塁は刺すことができる。
つまり、盗塁は基本的にはバッテリーが勝つ仕組みになっている。
ランナーの方は、ピッチャーが動いてからしかスタートを切ることができないので、主導権は
バッテリーにある。
バッテリーが練習通り、イメージ通り決めさえすれば、盗塁は成功できないのだ。
そうであれば、30数個で盗塁王というのも納得できる。
しかし、キャッチャーの数字とされる盗塁阻止率は5割を超えることはまずない。
日本シリーズで6連続盗塁阻止のシリーズ記録としてMVPの甲斐キャノンでさえ5割を切る。
5割以上成功する作戦なら、3割成功すれば優秀である打つ行為より、どんどんとるべき作戦に思える。
ここについて明日さらに深掘りしよう。
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