守備は成功して当たり前という意識がある。
失敗できないというプレッシャーにより、守備は結構、緊張するものだ。
100%成功したら、賞賛されるだろうが、それでも1つ1つの処理は、やって当たり前という目で見られ、
その積み重ねがあって、やっと賞賛に至る。
野球、サッカー、ラグビーといった守り抜くゲームは、基本的に守備の方が成功率が高い。
受け身の作業である守備は概して、成功して当たり前と見られるのだ。
バスケやバレーのような点取りゲームは攻撃が成功しやすい。
野球の攻撃は7割が失敗。3割成功すれば、超一流だ。失敗が前提となっている。
失敗と言ったが、実はミスショットが圧倒的に多い。
凡打にはいくつかの種類がある。
一つ目は手が出ないほどのいい球、
もしくは手は出せたが、とうてい打ち返すことができない球がきた。
要するに完全に投手の力量にやられたという場合。
二つ目はボール球に手を出すということ。
これは相手ピッチャーの力量というより、打者側のミスになる。
三つ目は狙い球とは別の球が来たときだ。
四つ目は打てる球を打ち損じというときだ。
「捉えた!」と思ったところ、打球は理想と異なり野手に処理されてしまうというケース。
ミスショットと呼ばれるものだ。
イチローは以前、凡打のほとんどが「打ち損じ」と言っていた。
この「打ち損じを少なくすることで確率を上げる」という発想を持っていた。
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