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今、若年層の野球に、食トレと呼ばれるトレーニングが流行っているようだ。
トレーニングとは言うものの、食事による体づくりの事だ。
だが、野球は体力がものをいうスポーツ。
食事による体づくりもトレーニングの一環ととらえることは当然の思考。
必要な食事を摂取し、運動を併せることで体をつくる。
そこには巨大化への流れがどうしてもつきまとう。
ただし、体重増加を目指す向きには、プロ側は否定的な目で見ていることが多いようだ。
やめてほしいと訴えるプロのスカウト陣がいるようだ。
先日、この場で記したようにプロはアマチュアが育ててくれた選手の中から有望な人材を吸い上げる機関だ。
だから、このように食トレを否定しようにも、実際に手を差し伸べることはできず、
メディアを通じて訴えるか、野球教室などで訴えるしかない。
体はプロに入ってから十分に大きくなるから、
アマチュア時代にそこに重点を置いてほしくないということのようだ。
しかし、プロに入るような選手は、体が大きく、伸びしろのある上位数パーセントの選手たちだ。
こういう選手達は当然、プロに入ってから体がでかくなり、それとともに技術も上がっていく。
しかし、高校で野球をやるほとんどの選手がプロへは行かない。
高校野球で本気の野球からは身を引く選手がほとんどだ。
そういう選手たちは、最も大きな舞台である高校野球で結果を出したい。
すると、体重を増やして、強い打球を打ちたい、遠くへかっ飛ばしたい、速い球を投げたい、と
思うことは当然だ。
明日へつづく。
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