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結果が出ない選手はフォームに手入れを施す。
特に、入団間もない選手にはよくある傾向だ。
ただ、フォームのせいで打てていないとは限らない。
最も大きい理由が慣れだ。
打てない理由は打ち方に欠陥のせいでなく、慣れていないだけなのに
フォームに手を加えてしまう。
打ち方なんて欠陥がない人はいない。
テクニックの王様で惚れ惚れする打ち方を見せていたイチローだって
最近の打ち方は欠陥がある。
選手にはそれぞれの特徴がある。
骨格が違い、筋力が違い、身長、体重など体の性能がそれぞれ違い、
または、視力が違っていたり、球を捉えるセンスが違っていたりと千差万別だ。
今ある打撃理論で、そうして打つべきものと当てはめてしまうと
その選手には、合わないということが出てくる。
その選手が打てる打ち方は、多くの人が良いと思うものではないかもしれないのだ。
落合もイチローも特異な打ち方は、最初否定された。
ところが、自分の意志を貫き、結果を出せば
今度はその技術を分析し、落合の場合ならステップは開くのに肩は開かない技術とか
イチローの場合なら前に移動しながらも軸がぶれず壁がくずれないとか
その打ち方の賞賛に変わる。
落合は、入団間もない頃、結果が伴わず、当時監督で、シュート打ちの名人と言われた山内に
打撃指導を受けた。
言っていることはわかるのだけれど、それを実践するのは難しい。
うまくいかない落合は、もう好きなようにやらせてください。それでだめならクビでいい。
と自己で技術を磨いたようだ。
明日へ。
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