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ひとつの打ち方にこだわることはない 王とイチロー 打ち方の手入れより時間が必要Ⅵ

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あの日本一の大打者、王も入団間もなくは苦しんだ。

天性の飛ばす能力はありながら、そもそもバットにボールが当たらない。

三振王の罵声が飛ぶ中、早実の先輩であり、

中学時代、右打席に立つ王を左で打ってみろと言った運命の人、荒川とともに一本足打法に取り組む。

 

一本足打法で初めて臨んだ試合でホームランを放った。

今に至る日本の野球文化定着、発展に計り知れない影響と貢献を与える瞬間だった。

 

一本足打法は、その後、王の代名詞となりホームランを量産させる打法として認識される。

この打ち方に王はボールとの距離がとれたと言い、荒川は縁がなければやめようとしたそうだ。

 

最初は一本足がしっくり来たのかもしれないが、たまたま結果が出たのかもしれない。

 

一本足でなくてもよかったろうと思われる。

プロのピッチャーに慣れれば、一本足にこだわらずとも同じように打てたはずだ。

一本足が開眼させたのでなく、文字通り血のにじむ訓練が開眼させたのだ。

 

だが、王の代名詞となったことで、それを求むファンに応えるためと

ホームランを量産できているという理由から、その打法を続けたということだ。

 

やっぱり慣れが大きい。

 

イチローも振り子でタイミングをつかみ、

慣れたら変えてもよかったに違いない。

事実、海を渡ったあとは、振り子打法はなくなった、

それでも日本時代以上の活躍を見せた。

しかも、イチローから、その当時を振り返り、

よくあれで打てたものだとの発言を聞いたことがある。

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