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4つに大別される凡打の種類

先週、レベルが下がるほど脚が有効になるということを記した。

2019-12-13 レベルが下がるほど脚が有効

バッティングの多くは打てると思っても結局は打ち損じる。

成功確率の低いバッティングに頼らず、脚が最も大きい武器になることを記した。

そこで凡打の種類は4つに分類されるとした。

1つ目は手が出ないほどのいい球、

もしくは手は出せたが、とうてい打ち返すことができない球がきた。

要するに完全に投手の力量にやられたという場合。

他の表現であらわすと見えない球、わかっていても打てない球、経験したことのない球、

狙っているのに打ち返せない球のこと。

藤川の火の玉ストレートは狙っていても打てない球と言われ、佐々木のフォークは

人間の動体視力ではとらえることは不可能と言われた。

2つ目はボール球に手を出すということだ。

これは相手ピッチャーの力量というより、打者側のミスになる。

打った後「しまった」という顔をする打者はこのボール球に手を出したときがよくあてはまる。

ここでいうボール球に手を出すというのは打ち気にはやり、

思わずボール球を打ってしまったという状況だ。

3つ目は狙い球とは別の球が来たときだ。

たとえば、球種に関係なくインコースを狙うと決める。

そこへインコースの球が来て打ちに行く。

コースに対する体の反応とバットの軌道はあっている。

ただし、自分の感覚の球速(タイミング)が狂いイメージ通り、ボールをとらえることが

できないというケース。

逆に球種だけを狙い打ちに行ったが、コースに対する反応が合わず凡打になるというケース。

などが考えられる。

4つ目は打てる球を打ち損じというときだ。

これは狙い球だろうが、そうでなかろうが、体、頭、経験が打てると判断する。

そして「捉えた!」と思ったところ、打球を見ると上に上がってしまったり、

ファールになったり、いい当たりなのに野手に捕られてしまったり、というケース。

ミスショットと呼ばれるものだ。

イチローは以前、凡打のほとんどが「打ち損じ」と言っていた。

この「打ち損じを少なくすることで確率を上げる」

という発想を持っていた。

つまり、上記4種類のうち、とうてい打ち返すことができない球というのは、

ほとんどないということになる。

目が捉え、脳や体が打てると判断したものの

実際と捉えた感覚に差があり、凡打に終わるものと定義できそうだ。

1、とうてい打てない球が来た。

2、ボール球に手を出してしまった。

3、狙い球とは別の球が来てしまった。

4、ミスショット。

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