プロを頂点とする野球は、その下の社会人野球や大学野球、高校野球から草野球や
少年野球と、レベルが下がるほど脚が有効となる。
プロは守る側の技術が高く、相手の情報を豊富に持っているため、脚という作戦が
決まりにくいとされている。
技術と情報に不足する下のレベルの野球では脚の攻撃が決まりやすい。
脚のない選手が続く打線ではヒットを連ねて得点する作戦をとってくる。
ホームランを打ってくれればいいが、その確率は低い。
ヒットですら3割の確率の中、連打となればもっと確率は下がる。
そこで脚のない選手で構成された打線では、ヒット1本でワンベースしか進んでいかない。
各駅停車といわれるやつだ。1点獲るのに4本のヒットが必要となるかもしれない。
ここで脚があれば、ノーヒットでも1点が獲れる可能性が出てくる。
先日の国際戦でヒットの吉田に周東が代走で出てきて、2盗、3盗。
源田との俊足コンビでセーフティ1点の話題になったプレーが典型だ。
プロでもこういうプレーで1点をもぎ取るということをする。
国際戦での情報不足、対応不足が成功の1因でもある。
バッティングの多くは打てると思っても結局は打ち損じる。
バッティングとはそういうものだ。
凡打の種類とは4つに分類されるが、バッティングのほとんどが打ち損じなのだ。
これについては月曜日へ。
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