先日、こんなことを記した。
2020-2-24 ボール球をヒットにすることはテクニシャンでない。本当のテクニックは見逃すこと
ボール球を拾って、ヒットにすることはテクニシャンではない。
その成功確率はかなり低く、技術を磨くなら拾うことより、どうしたら手を出さないか
という技術を磨けないものか。
ボール球をヒットにできたからと言って、技術的に優れていると喜んで、その成功体験に
酔ってしまい、それを続けようとしても成功確率は低い。
手を出してしまったことを反省し、なぜ手を出したか、どうしたら見逃せるかを
考えたい。
普段、ボール球を打つ練習などほとんどしていないのに、それを打ってご満悦など図々しいということだ。
本当のテクニシャンはバットが止まる打者、選球する打者を言う。
ボール球は打つ必要がない球なのだ。
佐々木が全盛期の頃、佐々木のフォークは人間の動体視力では、とらえることが無理なんじゃないか、
と古田が発言していたが、江川はすごいフォークに不満だった。
江川は真っ直ぐをストライクに投げて勝負できるピッチャーだった。
佐々木のフォークは相手が振って来てくれなければ、ボールだった。
佐々木のフォークにしても千賀のお化けフォークにしても、伊藤の高速スライダーにしても
多くがボール球だ。
あんな球打てないなどとお手上げしているが、ボール球が多いのなら、
そもそも打つ必要がない球だから、打てなくていいのだ。
それよりもストライクを捉える確率を上げること。
野球は、打者が打つべきコースをストライクと定めている。
打者の膝から胸下辺りの間で、ホームベースの上を通過した球だ。
その他はボールとして、ピッチャーに罰が与えられるルールになる。
ボールという罰がいやなら、ピッチャーはストライクコースへ投げなさい、ということだ。
とりもなおさず、打者が打てるところに投げなさいということだし、ボールは
悪い球だから打つ必要ないですよ、とルールが定めている。
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