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走るのも走らないのも、いい球が投げたいから

最近は走ることは不要との論が盛んだ。

大きくさせたのはダルビッシュと思われる。

2021-11-30 走れ!走れ!ピッチャー

 

走れという人も、走るなという人も目的はいい球を投げるためだ。

走れという人は走ることで下半身が鍛えられ、球速が伸びたり、コントロールが良くなったり、

体力がついたり、とされているからだ。

 

走るな、という人も目的は一緒だろう。

走るなという人は、それらの効果を獲得するには筋力トレーニングが必要と考えている。

さらに走るな、という人は走る行為はトレーニングで身に着いた筋力を削いでしまい、

無駄どころかトレーニングの効果を削る、マイナスの作用ということだ。

長い距離を走る有酸素運動が筋トレなどのトレーニングで身につけた筋肉を削いでしまう。

 

日本のキャンプでは練習メニューに中長距離走を取り入れ、そういう時は競走だったり

タイムトライアルだったりしている。

タイムを計るのは張り合いが出るからだろうが、野球選手にタイムなどどうでもいいことだ。

 

野球選手は体をでかくする。

アマチュア時代より体を小さくする選手はいない。

野球は瞬発力のスポーツであり、パワーが有利に働くスポーツなので速筋が必要であり

大きな体が良い結果をもたらす。

速筋は横に大きくさせるので野球選手は体が大きいとも言える。

 

タイムを計り、タイムを縮めたいとするなら体をでかくすることに反する行為だ。

タイムを良くするために走っているのは陸上選手であり、

野手は速くする必要があるが、それは長い距離ではない。

ひと試合の走行距離が10㌔にも及ぶサッカー選手も長距離が速いことがいいというわけではない。

長距離を速く走る能力は90分間のパフォーマンスを高めることはあろうが、

サッカー選手もやはり瞬発力を要求される。

一瞬で相手の前に出る能力が重要だ。

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