102三振のうち、空振り三振は94というから何でもかんでも振りに行っている、という状態だろう。
そしてボール球にも手を出しているから、三振は増えることになる。
ホームラントップの村上の四球が55で佐藤は16だ。
その村上も不動の4番になるまでには三振リーグ記録を作っている。
矢野は気にするな、と言っていることから、今はそれでいいと思っている。
ファンも三振の多さは仕方がなく、それと引き換えに豪快なホームランがあるから
納得している。
経験をすれば、かなりの部分で解消する。
慣れが打撃力向上にプロの世界では一番大事だ。
体が大きく、振る能力があり、遠くに飛ばす実力があるなら、後は慣れて行けば
配球を知り、相手を知ることができる。
だから、1年目はいくら三振しようとも余計な口出しはしないように首脳陣もしていると思われる。
幸いプロは何度も対戦する。
そのうち、そこまで振らなくてもいい、という発想になるかもしれないし、強く振ることは大きく振ることではない、
とスイングの形や打ち方は変わってくるだろう。
そのうち見逃し三振OKという打席を作ったりすると、相手は不気味に思って攻め方が変わったりする。
バッテリーは振ってくれたり、反応してくれたり、といった方が相手の心理が分かり、安心する部分があるから。
ルーキーの三振数は福留が121で最多だそうだ。
福留は後に首位打者になるということはコンタクトの確率が高い打者と解することができるのに
ルーキー時代は三振が多かったというのは、佐藤同様やはりボール球を追っかけていたからだろう。
それでも福留のポテンシャルの高さから首脳陣が経験を積ませたのだろう。
佐藤も慣れにより、打撃に対する考え方は変化を遂げるはずだからいつまでも一緒ということはない。
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