スポーツは勝利を目指し、確率の高いプレーを選択する連続だ。
お互いに確率の高いプレーを選択する攻防となる。
互いに同じルールの下、平等の条件下で優劣を決めるので確率の高いプレーの選択を重ねることで
相手より優位に立ち、勝利に近づこうとする。
2022-5-20 あんな球打てない 打たなくていいよボール球だもん
選手の選択も勝つ確率が高いと思われる配置をする。
誰が投げ、ポジションを決め、どのような打順で点を獲るか。
配球、打ち方、守り方、送球と全て確率の高いプレーを選択、
あるいは勝つ確率が高くなるに最も良いと思われる選択をする。
カバーリングすら確率の選択だ。
ほとんどがやらなくても結果は一緒だが、やっといた方がいいだろうという、もしもの確率に備えるプレーだ。
ボール球は見逃すことこそナイスバッティングということもそういうことだ。
打てる球を打って行く回数を増やすことで確率をあげていく。
それはつまり、ストライクを打つということ。
だからボール球を打つと技術に目が行き、あんな球も打てるなんてすごいとなるが、
ボール球をヒットにできる確率が最も高いと思われるイチローもかつて我慢する人は羨ましいと言っていた。
イチローだってボール球をヒットにしている確率は低い。
甘い球を打ちに行く回数を増やし、その球をヒットにする確率を高め、ボール球は
見逃す技術を磨くことがバッティングの極意。