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技術とはうまさのことではなく使いこなす身体の事

技術は結局、身体の強さによる。

右打者で最高の技術と言える落合は、身長が高くない。

だが、180センチに満たない身体でも実が詰まっているという表現が当てはまるほど

その躯体にパワーを生み出す肉が詰まっている。

 

特に、下半身の発達は見事だ。

尻、腿、ふくらはぎとギュッギュッ、ブリブリと実が詰まる。

特にふくらはぎの太さは王とならび随一だ。

王もホームランを生む秘訣は何と言ってもあの下半身だった。

 

こういう身体を持っているからこそ技術を追求でき、使い切ることが可能となる。

成長過程の少年やパワーを生み出す身体を持たない人が彼らと同じように打っても

成功はままならない。

 

その身体があってこそ結果が伴う技術であり、打ち方なのだ。

だからプロの打者がこう打っているからそれが正しいという事にはならない。

プロの一流技術の打ち方は参考にはすべきだが、真似すればいいということにはならない。

まずは身体がそれに適するまでになっているか、その身体に適した打ち方なのか、を考えることだ。

 

身体があってこそはじめて技術を伸ばす鍛錬ができる。

その技術で打ち返せるスイングスピードを獲得するために身体がいる。

身体がなければどんな打ち方をしても球は弾き返せない。

ベストスイングなのにヒットにならない。

不本意な当たりでもヒットになる可能性がある技術や打ち方もそのためにはまず、身体が必要となる。

 

来週はさらにこの件を突っ込んでみよう。

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