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ピッチャーからの挑戦 くせを隠すのか あえて見せるのか

プロは相手のチームの数が少ないので対戦するピッチャーの情報が入りやすい。

そして、プロだから勝つためにそこへ金をかけやすく、そこで専門の人間を置くことができる。

 

ピッチャーの分析はいろいろあるが、癖を見抜くことはそのうちのひとつだ。

特にボールの握りは癖が出やすい部分。

 

フォークの握りは指を開かなければいけないのでどこかに力が入り、フォーシームに握るときより、

腕の角度が変わったり、筋肉が動いたり、隠そうとしてかえって不自然になったり、とするので、

セットに入る前のサインを見る段階からフォークの握りにしているピッチャーは多い。

 

一番握り変えに大変なフォークで最初から持っておき、そこから違う球種なら

癖が出にくいというもの。

 

その力の入れ具合で腕の筋肉の動きや筋の入り方を見せないために、基本、

ピッチャーは長袖アンダーシャツを着ることが多い。

 

ところが逆に球種によって握りに深浅があるので、グラブから手首部分の出が違うという癖の見つけ方もある。

そういうことを嫌うピッチャーはむしろ長袖を避ける。

 

長袖を着ると肌の見え隠れがわかりやすくなるからだ。

長袖のアンダーシャツの色と肌の色がはっきり違うので、数ミリ数センチの肌の露出の程度がわかりやすくなってしまう。

だからあえて肌を見せ、筋肉や筋の動きは見えてもいいが、手首の露出をわかりづらくする。

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