毎日野球コラム - 野球コラムサイト -

シフトは頭を越してやれば意味はない

ホームラン打者のゴロは引っ張った方向への打球、それは引っかけたゴロの方向が

圧倒的に多いことを記した。

2024-1-3 ホームラン打者の打つゴロは決まった方向

2024-1-9 ホームラン打者の打つゴロは決まった方向に転がる理由

 

反対に、ホームラン打者ではなく、広角に打ち分ける打者やいわゆる

つなぎの役目をする打者のゴロは一方向とは限らない。

 

こういった打者は状況によって打つ方向を決めるからだ。

ホームラン打者はシフトを敷かれても、頭を越してしまえば関係ないので

遠くへ飛ばそうとする打席が多くなる。

 

結果、タイミングが早くなれば、引っかけることになりゴロとなるが、そうでない打者は

一球前まで一、二塁方向を狙っていたのにいきなり思い切って引っ張ってきたりするから

シフトが敷きにくい。

 

最もシフトを敷きにくいのはバットコントロールが良く、脚の速い打者だ。

最たる打者がイチローということになる。

フェアゾーンをフルに使ううえに、脚が速いからどこにいるべきか迷う。

 

イチローは脚があるだけに、バットが湿ったときにでも内野安打で

打率をさほど落とすことなく過ごせ、それが精神を落ち着かせ、調整を待つことができる。

 

ただレフトやセンターへの大きな当たりはほとんどないので、そこは前をケアして守ることができよう。

日本時代はセンターオーバーの当たりも結構あったが、海外へ渡ってのリードオフマンに

なってからはそういった当たりは極端に減った。

野球情報メールマガジン

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

傑作コラム

TOP