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プロでピッチャー転向はいない 野球はピッチャーが一番大事だから

糸井の身体能力の高さをよくあらわしている事象のひとつとして、

大学卒のドラフト1位ピッチャーなのに野手転向をして一流になった、ということを取り上げた。

2024-8-13 いまさら野手転向の身体能力

糸井以外に例はあるのだろうか。

 

プロになるほどの選手が幼少期からの野球人生でピッチャーをやったことがない、

という事はまずない。

 

幼少期からの野球はレベルが低く、周りもヘタクソな奴が多い中、

ピッチャーをやらないという選択はないのだ。

 

そしてレベルが上がるにつれ、より才能のあるピッチャーがチームメートとなったり、

適性やチーム事情を考慮したり、はたまたケガがあったりで、配置転換がある。

 

それが、大学までピッチャーをやり、ドラフト1位となったほどの選手はピッチャーに

こだわり、必要とされなくなれば、トレードしてまでもクビになるまでやるものだ。

 

大学までやった選手は体が成熟しているので、今さら他のポジションを、しかも

プロに入ってからやろうという気にはならないし、首脳陣もなかなかその判断はできない。

糸井の身体能力の可能性に賭けたのだろう。

 

大学時代になってからピッチャーへの転向も珍しい。

岩瀬は大学時代、首位打者になったほどの打撃を持ちながらピッチャーへ転向した。

 

斎藤も東北福祉大時代にピッチャー転向したそうだ。

そこからドラフト1位にまで成長する超稀なケースだ。

 

プロでピッチャー転向はいない。

野球はピッチャーが一番大事だから。

 

チームづくりをする際、まずピッチャーをやる奴からスタートするし、

できそうな可能性があるやつはやらせる。

だからプロに入る前の早い段階でやっている。

 

プロの最高レベルより落ちるアマチュアでピッチャーをやらないのに

アマチュア時代一流だった奴しかおらず、またその中で勝ち残った奴しか生きていけないプロの世界で

そこからピッチャー転向はいない。

 

いるのかもしれないが、出世したのは聞いたことがない。

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