青木はプロ通算5位のヒット数として身を退くことになったようだ。
大卒選手としては最多ということになる。
大卒として、と付け加えたがるのは高卒よりプロ入りが最低4年経ってからとなり、
その分、現役期間が短くなるから、ヒットを重ねるということだけに注目すれば、
どうしてもその積み重ねは緩くなるだろう、という理屈があるからだ。
難儀を強調している。
ただ、高卒でいきなりレギュラーなどということは少ない。
イチローは3年目にあの200安打があった。
王も数年苦労したし、野村に至ってはクビを宣告されている。
張本は数字だけ見ると、早いうちからプロに馴染んだようだ。
だいたい、大選手でもイチローのように3年目くらいからチームの主力となっていくものだ。
大学4年で体を成熟させ、技術を高めて、即レギュラーと考えれば同じと思える。
それよりは右左の方が大きい。
イチローは左打ちだったことが大きい。
左打ちだったからああいう打ち方を模索したのか、ああいう打ち方をするために左打ちにしたのか。
右打ちだったら、あの打ち方をしても内野安打は極端に減るから違う打ち方を模索したかもしれないし、
自分にとって右打ちは成果が出ないと見切りをつけたかもしれない。
左打席のあれだけ前に立ち、前に動き、その上脚が速いなら転がせばヒットとさえ言えるくらい。
これがイチローを支えていた。
打ち損じても生き残る打ち方を身に着けていたことは大きい。
ヒットが出ないことが続いても、内野安打がどこかで生まれるから精神を保て
スランプに陥ることがない。
そしてバットコントロールがあるから、体調や気分を取り戻して固め打ちへとつなげられる。


