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ワールドカップ 1戦必勝の強国たち 俺は生き抜くぜ 今週のトピックス

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優勝候補とされるチームが1次リーグで苦戦していることが特徴の今大会。

アルゼンチン、コロンビアはリーグ戦で負け試合があり、スペイン、ブラジルも楽には行かず、

ディフェンディングチャンピオンのドイツが姿を消した。

 

そして先程終わったフランス-アルゼンチンというトーナメント1回戦屈指の好カードは

さすが、優勝候補同士の1戦。今大会ベストゲームになるかもしれないおもしろい試合だった。

メッシが姿を消すことになり、唯一手にしていないワールドカップのタイトルは、

またもソッポを向いた。マラドーナ越えはならなかった。

 

これらサッカー大国のチームのプレッシャーはハンパない。

特に、南米のチームはまさに命を賭けて試合に臨む。

自殺点をしたコロンビアのエスコバルは帰国し、自国で射殺されている。

 

そして、王国ブラジルは試合そのものから、そして各選手から悲壮感を印象付けられる。

代表選手は皆金持ちだから、自分のために戦うというのは少ないのでは。

そこにあるのは母国の名誉のためだ。

母国の期待を一身に受けるため必然、自分の人生、生活をかけて

勝利のために献身することになる。

 

プレッシャーは現世界最上級といえる。

ブラジル代表選手はそれが宿命であり、そこでの成功がそのまま生き抜くことということ。

負けることとなれば、本当に命を落としかねないし、その後の社会的立場を一変させ、

生活を一変させることにまでなる。

 

ブラジル人が点を決めて喜んでいるのは、俺は生き抜けたという意味を感じる。

それに比べ、日本人にはそのプレッシャーはない。

もちろん期待に対するプレッシャーはあるだろうが、それより自分のために戦っており、

目立つことを身上としている。

だから、点を獲った時の日本人の喜びは軽佻浮薄でファッション感覚に映る。

だってうまくいかなくとも命を落とすまでには至らないし、生活に直結するまでにはならない。

ブラジルはサッカーでの没落はそのまますぐに生活の没落、ひいては生命維持の危機にまで陥る。

今の日本で、明日の命の緊張はしていない。

 

ハングリー精神がブラジルの王国の礎となった一因であることは否めない。

サッカー不毛と言われたアメリカのサッカー人口の方が

ブラジルサッカー人口より多いという噂も聞く。

それだけブラジルは競争が激しく、

一旦、脱落すると遊びでサッカーを続けるという選択ができず、

趣味で続けるということが少ないのでは、と想像する。

要は、ブラジルにとってサッカーは遊びではなく、人生や生活そのものであり、

サッカー選手は、食うため、生き抜くためにそれを選択する。

 

高校、大学スポーツにおける封建や体罰、あらゆる方面のパワハラが取りざたされる今次。

その境界線は、はっきりせず、結局は当事者の感じ方次第となる。

精神と体力の養成と捉えれば高邁な教育とも成り得、

苦痛とストレスに悩まされれば暴力と解釈できる。境界線ははっきりしない。

 

多くの名選手が輩出したPL学園は、そのOBが吐露していることでその厳しさが有名になった。

もう一度やるのは無理だけど、あの経験があったから大概の事にはへこたれないと言う。

人類の究極の理想は、世界中の人が平穏に時を過ごして行けることと思われるが、

安穏と暮らしているだけでは、得られない精神や感覚があろう。

鉄拳、叱咤、厳しさ、傷つきを即座に否定していたら、胆力はつかない。

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