昨年は激動の年と言えるのか。
近代では経験したことのないパンデミックで、多くがどうしてよいかわからなくなり、パニックに陥った。
今もその状態は続いているはずなのに、昨年の今頃に比べれば、危機意識はかなり薄らいだ。
今のその状態は続いているはずなのに、昨年の今頃に比べれば、危機意識はかなり薄らいだ。
それは、この病気の性質が何となくわかったことと、ワクチンに期待できる時期になったことと、
1年以上のことへの慣れと飽きによる。
これだけ、目に見え、身に染みて経済が縮小している世の中で、最も危機意識が高かった頃は
上場企業の赤字報告が羅列されていたものだが、ところが株価は3万円台にまで突入し、
多くの企業が上方修正や、黒字を報告するようになった。
いろいろあった年は激動が相応しい言い方のはずが、
激動というと激しく動いたはずだが、動かないようにした1年だったから
激動という字は相応しくなかろう。
動かない激動の年。
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