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そんな常識は無視だ。俺は俺の道をゆく 傑作選2017年11月17日

真っ直ぐ待ちの変化球対応が最も一般の打者のタイミングの取り方だった。

それが、最近のピッチャーのムービングボールと多種にわたる変化球のおかげでこれでは対応できなくなった。

いわゆる常識とかセオリーというものについて記した2014年11月17日の傑作。

2014-11-17 そんな常識は無視だ。俺は俺の道をゆく

 

しかし、真っ直ぐ待ちの変化球対応にしても、変化球待ちの真っ直ぐ打ちにしても

追い込まれて打者がとる打ち方だ。

 

ここでもひとつの常識が存在する。

 

追い込まれたらあらゆる球あらゆるコースに対応する、いわゆる

「広くとれ」だ。

 

インコースもアウトコースもハイボールもローボールも真っ直ぐも変化球も対応して打ち返すか、

バットに当ててファールにするように打者は身構えなさいというのが野球用語でいう

「広くとれ」。

 

打者は3割打てば強打者とされるのが野球だ。

その3割という数字は、ファーストストライクを打った場合では、3割を越え、以降、

ワンストライク後、ツーストライク後でどんどん率は下り、ツーストライク後では強打者でも2割そこそこ、

2割を切ることも多い。

 

それは、この「広くとれ」のおかげでツーストライク後はあらゆる球、あらゆるコースに対応しようとするため、

率が下がることになる。

 

なぜ「広くとれ」というかというと、ツーストライクだともう一球ストライクをとられたら三振になってしまうため、

自分の思い通りのバッティングではなく相手のピッチャーに合わせて、どんな球にも対応して

ストライクを見逃さず、なんとかしろということだ。

 

しかし、どうせ追い込まれたら、5回に1回ヒットにできるかどうかの確率になるならば、

ツーストライク後も真っ直ぐ待ちの変化球対応も変化球待ちの真っ直ぐ打ちもせず、

腹据えて見逃し三振OKで決め打ちしても成功率は変わらないか、もっとよくなる可能性がある。

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