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世界野球回顧録Ⅱ

昨年の今頃、野球ファンはワクワクした世界野球大会WBC。

週一回の連載企画とした回顧録の2回目。

 

監督選びに紛糾した後は、代表選手は誰になるのかメディアでも世間でも話題になった。

 

「こんなメンバーだろう」「あいつが必要だ」といった感じで。

 

多分に漏れず

私も日本代表選出、ベンチ入りメンバーを勝手に考えた。

 

 

選手起用は、

 

特に打線はペナントレースの実績だけで判断しないこと。

 

一発勝負であること、選手がすべて一流選手であることを考えれば、

その時に調子がいい選手で、次につなげるために何とかすることができるまたは、

それが期待できる選手を並べたほうがいい。

 

相手のピッチャーが良くても、代表選手なら一試合に7~10本くらいはヒットが出る。

これを単発にせずいかに得点に結び付けられるバッティングができるか、という選手を並べるべき。

 

ということで

イチロー ヤンキース
青木 ブルージェイズ
糸井 日ハム
阿部 巨人
本多 ソフトバンク
秋山 西武
内川 ソフトバンク
坂本 巨人
大島 中日
川端 ヤクルト
中村 西武
稲葉 日ハム

後、キャッチャー

それからショートは坂本、川端だと不安だから

井端、そよぎあたりも必要か。

最近めっきりうまくなった鳥谷でもいいか

個人的には松井稼にがんばってほしい。

左バッターばっかりだ。

調子次第で
松井秀 無所属
T岡田 ロッテ
中田 日ハム
筒香に期待していたけど今のままじゃ大成しなそうだ。

中田も変える必要がある。

てな感じ。

 

そんな中、エースとしての活躍を期待したダルビッシュが

日本代表不参加を表明した。

 

一瞬、「えっ」と凍りついたが、その判断を冷静にとらえると所属チームでの活躍、貢献を優先するのは

当然と思わざるを得ないものだった。

長いシーズンで活躍することには入念な体調管理が必要となる。

 

この選択は、しかたない部分が多い。

 

特にピッチャーは繊細だから一度狂った体調、強行出場した場合の怪我は、

なかなか元に戻すのは困難となる。

 

参加となったらダルビッシュは当然エースとしての起用になるわけで

そうなると無理して投げなきゃいけない場面も出てくるだろう。

野手はそれほど気にする必要はないけど。

 

WBC自体の大会の魅力や大会体系の不整備もこの結論の一因になっていると感じざるにはいられない。

 

ただ、一発勝負の大会なので、ダルビッシュがいないからといって悲観することはないともいえる。

 

シーズンの長丁場だったら、「絶対エース」がいなければ痛いが、

トーナメントならその時、調子がいい投手がいれば大丈夫だ。

 

たしかにいてくれれば、チームの精神的支柱になって、ダルビッシュ中心に

投手編成をすればいいという安心感があるが、他のピッチャーも一流だ。

 

しかも各チームのエース級が何人も集まるわけなので穴は充分埋まる。

 

ただ、ダルビッシュ以外にも注目選手不参加となったらまずいとは思ったものだ。

 

結果、オールNPB選手となったのだ。

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