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技術は体力を凌駕しない

体力が技術を凌駕する。

 

海外で活躍する日本人選手の多くは

大きな外国人にも見劣りしない体格がある。

 

黒田や田中、ダルビッシュは大きく、

日本で普通に歩いていたら目を見張ることだろう。

 

青木だって、身長は高くないものの

下半身はがっちり、しっかりしている。

 

今は高校生でも190センチを超えることがめずらしくなく、

藤浪、大谷の同級生ドラフト1位は190センチをゆうに超えている。

 

中学生でも190センチの選手、小学生でも180センチを超える選手

がたくさんいるそうだ。

 

昔はそんな長身の選手はジャンボとか称されたり、

江本は、長身のため、他の選手と一緒に映したら

テレビ画面からはみ出るとか言われた。

 

ちなみに10数年前、ドイツの若年層の平均身長は190センチを超えるという話を聞いたとき、

私は「絶対嘘だ」と思ったのだが、事実のようだ。信じられなかった。

 

前述の海外の日本人はもともと体が大きいからそれだけの選手になったのではない。

もちろん大きい方だったとは思う。

 

しかし、

目標があるため大きくしたのだ。

 

プロの世界で通用するために体を大きくしてきた結果なのだ。

 

大きいことが、成功することの大きな要件。

体力が技術を凌駕する。だ。

 

具体例としては

室伏の投球を見てくれ。

 

全くの野球素人で投げ方は下手くそにもかかわらず

何年も野球をやってきた多くの人よりも速い球を投げる。

同じく、陸上の村上も野球経験者で、投擲種目のトップ選手とはいえ、

普段野球などしていないにもかかわらず、

球速だけならプロ野球選手並みの球を投げる。

これだけで充分野球選手として通用する。

 

ボクシングの世界ではどうだろう。

なぜ階級制があるのか。

でかい奴にはなんぼやっても勝てないからだ。

体力が技術を凌駕する。

 

なぜ、過酷な減量などという常識が存在するのか。

 

なるべく、体格で相手より勝り、勝ちやすくするためだ。

できるだけ体重を落とした階級で身長有利で戦いたいからに他ならない。

 

相撲の世界は。

 

逸ノ城、照の富士というモンゴル勢は、

日本の相撲文化が染みついていないにもかかわらず、

下手くそな相撲で体力にものを言わせ、出世している。

 

逆に、相撲のうまい遠藤は、体力がないため、

出世に時間がかかっている。

 

子供のころから相撲をやってきて、プロになった日本人が

体力に勝る彼らにあっという間に抜かされていく。

 

技術なんてあとからでも十分追いつくものであり、

ある程度行ったら進歩しないものだ。

 

そしてどんなに時間を費やしても

たいして差がつかないもの。短時間で身についてしまうものなのだ。

 

高校生は、

変な、精神教育に惑わされず、現実を理解することだ。

 

高校生には

歯を食いしばって、練習に明け暮れ、時間を費やすよりも

成長期にしか進歩が望めない、身長を伸ばすという行為を怠らないこと。

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