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体力が技術を凌駕する

「練習はうそをつかない」

よく言いう。

 

日本の高校スポーツ界では、いまだに

こういう美辞麗句や感動秘話がもてはやされている。

 

どういう意味なのか。

 

意味も考えず妄信してやってしまっては、

せっかく一所懸命やったのに、結果が違う。

なんてことになる。

 

たとえ結果が思い通りにならなくとも、

その過程は必ずその人の糧になっている。とでも言うのだろうか。

 

こんな、根拠のない、実体のない言葉で歯を食いしばって練習することは

良くない。

 

プロ野球の選手、プロ野球の首脳陣でこんなことを言う人はいない。

こういった感覚、概念がはびこっているので

すべきこと、やるべき練習を見誤る。

 

スポーツというのは、特に野球は、体力が技術を凌駕するのだ。

 

だから、

成長期の高校生は、まず、

練習を重ねることに時間を費やすより

体を大きくすることを心掛けることが第一だ。

名門校は体が大きい。

対抗するためには、まず体を大きくすることが練習だ。

技術の練習は二の次。

毎日、同じようにノックを受けたり、毎日欠かさず走ったり、

ウェートトレをやったり、バットを振り続けることより、

食べて、5KG体重を増やし、身長を1CM伸ばすことの方が有益だ。

それをやってから練習を積み重ねる。

 

ある高校では3班に分かれ、打撃練習の班、守備練習の班、

そして納豆ごはんを食べる班がローテーションで回り、練習するそうだ。

 

グラウンドの隅でグローブとバットを持つ手を茶碗と箸を持つ手に変え、立ちながら食べる。

食べるとまた、打撃へ守備へと向かう。

 

これは成長期の高校生には

体を大きくすることが、強くなることと判断しているからこその行動だ。

 

100本の素振りよりもう一善ごはんを食べることが

レギュラーに、勝者に

近づく。

 

具体的な例を出して、証明してみよう。

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