先日に続き、この記事について。
「松山東 歴史的1勝導いた「データ班」 徹底分析で相手打順的中」
多くの時間を練習に割くことより
情報を多く得、分析し、吸収することこそ強者に勝つ方法だ。
と申し上げた。
しかし、
なかなか高校生は情報収集という分野に予算をかけられないものだ。
高校野球をビジネスととらえる強豪校は
専門の情報収集を置けるが
そうでないチームは選手がやらなければならない。
でも選手は野球の練習をしたいし、試合に出たい。
情報収集の重さを認識すれば、チーム力を変えることができるのだが。
この記事内にある
「牽制は2球連続で来ない」
野球においては当たり前の情報戦略ではあるものの
高校野球もこんな情報合戦をする時代になったのだ。
特に、間合いと心理戦のスポーツである野球で
しかも、技術も精神も未熟な高校生では
頭を使えば実力が劣っていても一発勝負で逆転は十分可能。
記事によると松山東は進学校で練習環境も恵まれていないようだ。
データ班の班長は京大志望というくらいだから
勉学にも時間をかけなければいけない選手が多いことだろう。
二松学舎は最近の東京では横綱のチームだ。
夏は東東京予選で10度決勝に進みながら、ことごとく優勝を逃してきた。
それが、11度目で昨夏、初出場を決めると、この春も出場してきた。
そんな東京の横綱が、野球王国愛媛の進学校に情報戦で敗れた。
これは、他の高校にも勇気を与え、
参考にすべき方法だ。