高校野球の地方予選が真っ盛り、
東京ではベスト8もそろってきた。
序盤までで技術も体力も劣る多くのチームが
強豪校にコールドで敗れていくのは恒例のシーンだ
腕を振ってストライクが取れれば、実力が劣っても高校生はなんとかなる。
強豪校に通用しないのは、ストライク先行できないことだから。
ボールが先行すれば、置きに行った球が威力がなかったり、
たとえ腕を振っていても、絞って狙い打たれる。
ストライクを自分の意で取ることができないから、
追いつめられて置きに行かざるを得なくなり、そこを痛打される。
そしてボール先行すれば、球数が多くなり、
相手もどんどん慣れてくる。
そして、合わせられてしまうのだ。
ボール先行は全てにおいて悪循環をもたらし、負け以外の道を残さない。
前にも言ったが、
ピッチャーを辞書に乗せれば、
「自分の持ち球を意のままに操れる野球選手」
ということになる。
腕を振ってストライクを取るということができれば、
変化球もおのずと身に着く。
腕を振ってまっすぐでストライクを取ることができれば、
握りを変えるだけでスライダー、チェンジアップが投げられる。
それにはどうするか。
練習の量ではない。
練習の差がそのまま、実力の差ではない。
体力の差だ。
体を大きくし、下半身を育てることだ。
明日へつづけよう。