一昨日、昨日のやってはいけない試合運びの話に続き
鹿児島の決勝ではあってはならないプレーが起きた。
決勝の舞台で4点差を追う最終回、
1点をとって、1,3塁からタイムリーが出た。
これで2点差、そして同点のランナーが二人となるところだった。
ところが、1塁ランナーがオーバーランし、
3-本間で挟まれゲームセットとなり、鹿実が甲子園を決めた。
追い上げる勢いに乗り、早く点差を縮めたい一心だったのだろう。
3塁コーチもあいまいな指示を出してしまったかもしれない。
気持ちが高ぶってしまったことは予想できる。
しかし、
超基本的プレーを忘れ、
あり得ない、絶対にやってはいけない大チョンボが
大事な場面で起きてしまった。
最終回2点差ある状況でホームに突っ込む必要など全くない。
100%セーフでも3塁で止まってもいい場面だ。
この回、同点に追いつかない限り、負けなのだ。
1点とって1点差になろうと2点差だろうと10点差だろうと一緒なのだ。
とにかく、目的は最低同点に追いつくこと。
点差を縮めるだけでは、まったく意味がない。
この回は、4点とって初めて意味がある回なのだ。
それには、同点に追いつかない限りホームランも意味がない。
とにかくランナーを溜めなければ、同点に追いつかない。
この場面、たとえホームインできるタイミングであっても
三塁ストップでなんら問題ない。
そして、2点差でランナー二人を置いて、
次打者でどうするかを考える。
そして、ヒットが出た場合、2人目のランナーが一か八か突っ込む。
というケースはありうるのだ。
それは、このランナーが同点のランナーだから。
この場面ならムリをすることもありうる。
しかし、まだ2点差ある最終回に狭殺プレー憤死は最低の野球だ。
決勝に進むチームでさえ、こんな情けないプレーをする。
勝つ気があるならあるゆる状況を想定し、
あらゆるミスをつぶしておくことだ。