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野球はうまくいくことが稀 失敗発表大会

先週、高校生活の間だけという期間が定められ、

一発勝負で数度の大会しか用意されていない高校スポーツでは

今までの成果を思い切って出す場ではなく、失敗を発表する場だ。

 

失敗発表会といえる。

 

という話をした。

それは昨日の内容。

 

バッティングを例にとり、話を展開したわけだが、

たとえ、うまくいった打席も

 

その打席は

「成功の打ち方をした」のではなく、

その打席に限り

「失敗しないことがあった打ち方」

と解釈できる。

 

この時も、

やっている者としては、

そこにおもしろさを見出し、やりがいを感ずるものの

数少ない成功体験の中から

不当に奇跡の一瞬に陶酔しているに過ぎない。

このように保守的に捉えた方が、失敗確率を下げて行けるのでは。

しかし、たいがいが、またあの一瞬はやってくる。と思い込む。

失敗したのは不運だっただけで、ジャストミートの爽快こそが実力と皆、思うからだ。

 

好打者でも7割失敗しているのに。

 

成功が永久に続くことはないが、失敗は永久に続く可能性がある。

毎度の試合から、成功を求めるのではなく、失敗を学ぶことだ。

 

成功体験ばかり覚えておき、固執すると本質を見失う可能性がある。

さあ、失敗を発表して勉強させてもらおうじゃないか。

 

そして逆の見方をすれば、

自分だけでなく相手も

自分と同じような心理で成功を追っていると予想できる。

しからば、失敗を誘う戦略を練ればいい。

 

自分の成果を発揮しようとせず、

相手の失敗をどう導き出すか。

 

対戦型スポーツはこの思考を戦略とする。

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