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NO.1選手すら控えに甘んじる最高レベルの戦い

糸井が阪神に決まったようだ。

日本プロ野球史におけるNO.1の身体能力が、セ・リーグに来ることになった。

昔、糸井とは逆に阪神からオリックスに移籍した野田の時は、ヤクルトの監督だった野村が

「セ・リーグからフォークのお化けがいなくなる。」と表現した。

 

35歳の外野手としても、いまだに他球団から恋い焦がれる身体能力は、日本代表にも欲しい。

先日の強化試合に糸井と柳田を入れて、

山田
糸井
柳田
大谷
筒香
が並ぶ打線は、ワクワクする。

これに、キャッチャーが入り、テクニシャン内川、つなぎの菊池、下位で松田あたりが入れば、

打線は完成する。

 

そして、以前にも記したが、選手起用にこだわること一発勝負では負ける。

中田や坂本は、球界のスターであり、ファンに名前が知れ、使わないという判断がしにくい。

だが、一発勝負ではネームバリューより、

他の一流選手との兼ね合い、相手、その時の調子で選手起用が決まり、勝敗を分ける。

 

そして、特定の選手起用にこだわると、使えない選手がどうしても出てきてしまう。

その最大の理由は、野球には、

攻める人も守る人も同時に試合に出なければいけないというルールの制約があるからだ。

ポジションはひとつ。山田と菊池は、どちらかしかセカンドで使えない。

 

大谷がピッチャーとして出場すれば、そのまま打線に組み入れればよい。

しかし、投げない場合はDHでしか使えない。

すると守備の下手な筒香は、大谷DHなら控えとなる。

日本を代表する打者も控えにならざるを得ないのだ。

そして、ここで筒香起用にこだわり、

レフトを守らせたりすると一発勝負で取り返しのつかないミスを起こしかねない。

オリンピックのGG佐藤の再現だ。

筒香の打席への期待より、筒香のレフトに懸念がある。

もしくはファーストに入れるしかない。

 

筒香控えで代打でもいい。

日本一ともいえる打者が代打なのだ。

レベルが変われば戦いが変わるし、最高レベルの戦いとはそういうものだ。

最高の打者を一瞬に使えればそれでいい。

一発勝負のトーナメント戦、それも最高峰の試合は一瞬一瞬の積み重ね。

 

選手は、チームが勝つためのワンピースだということ。

どこかの漫画にあった名言

「お前のためにチームがあるんじゃねえ。チームのためにお前がいるんだ。」

このワンピースという考えを明日も続けよう。

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