以前、横浜・三浦がヒットで出塁した時
まぐれで出塁した千載一遇のチャンスに代走を送ってもいいという
話をした。
序盤の3回で代走などないことが
常識とされている。
プロは、シーズントータルで相手よりひとつ多く勝ってればいい。
CS制度がある現在は、3位まででもよしとする。
この時は6月のはじめ。
そんな時期に
ローテーションピッチャーを同点で引っ込めて代走など
常識としてはあり得ない作戦ということになる。
CS制度が出来て以来、シーズン負け越しても日本一に
なることができる仕組みとなった。
3連戦勝ち越し、次の3連戦を負け越しても
週6戦で5割なら充分だ。
シーズン序盤は5割で進み、上位から離されない戦いが大事と考えるもの。
3連戦勝ち越しなら次の3連戦は最悪負け越しても週5割。
これなら、また次の週は仕切り直して同じ戦い方ができる。
3連戦勝ち越し、次の3連戦も勝ち越し、もしくはどちらかの3連戦で
3連勝などしようものなら、次の戦いはものすごく楽になる。
昔はよく「3ゲーム縮めるには1か月かかる」なんて言っていた。
つまり3ゲーム縮めるには、連勝が必要になり、
それには無理して戦うか、ラッキーがないといけないのだ。
プロはリードしない限り、良いピッチャー、信頼のできるピッチャーを
つぎ込むことはしない。
勝てる試合のみ、確実に勝つ道を選び、リードされていたら
敗戦処理のピッチャーが投げ、味方が点を獲れば、
勝ちに行くという試合運びだ。
”勝利の方程式”などとよく言う継投のことだ。
つづきは明日へ。