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勝利をつかめ、アグレッシブ戦術Ⅱ

PETCHABURI, THAILAND - 2007/07/13: A White Handed Gibbon (Hylobates Lar) in a cage.. (Photo by Thierry Falise/LightRocket via Getty Images)

昨日のつづきだ。

 

ピッチャーは消耗品だから、毎日のようには投げさせられない。

先発ピッチャーは週一度、100球をめどに投げさせる。

 

昨年のある試合での黒田は、

6点差で完封していたのに110球を超え、9回は降板した。

次の登板を考慮して、完封の名誉より降板を選択したのだ。

 

中継ぎ、抑えは、回またぎはさせない。

1試合1イニングの登板でリードした試合にいつも投げられるようにする。

 

昨季から抑えを任された松井はチームが低迷していることから

勝ちゲームには必ず、登板する。

4連投していることもあった。

 

ちょっと投げ過ぎの気がする。

若い今はこういう使われ方をするが、後年このつけが来る。

 

いずれは、先発ピッチャーになるのだろうから

現時点での消耗はとても気になる。

信頼されるピッチャーがリードしている場面か同点の場面でのみ

登板するのはこの消耗のせいだ。

 

休養をとりながらでなければ投げられなく、

しかも数に限りがあるピッチャーは

負けている場面で完璧なピッチングをしても逆転できなければ

無駄使いとなってしまう。

 

そのため、リードされている場面に出てくる敗戦処理と呼ばれる

ピッチャーがいるわけだ。

 

若手の試験場とされたり、実戦でいまいち結果が出ない選手の

調整の場としてこのリードされている試合が使われたりするのだ。

 

ここで良いピッチングをしてチームが逆転勝利などしようものなら

ラッキー。

ピッチング内容によっては、「今度勝ちゲームも任せてみよう。」とか

「先発で一度使ってみようとなる。」
そこで、

序盤3回でピッチャーの代走という話に戻そう。

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