昨日のつづきだ。
ピッチャーは消耗品だから、毎日のようには投げさせられない。
先発ピッチャーは週一度、100球をめどに投げさせる。
昨年のある試合での黒田は、
6点差で完封していたのに110球を超え、9回は降板した。
次の登板を考慮して、完封の名誉より降板を選択したのだ。
中継ぎ、抑えは、回またぎはさせない。
1試合1イニングの登板でリードした試合にいつも投げられるようにする。
昨季から抑えを任された松井はチームが低迷していることから
勝ちゲームには必ず、登板する。
4連投していることもあった。
ちょっと投げ過ぎの気がする。
若い今はこういう使われ方をするが、後年このつけが来る。
いずれは、先発ピッチャーになるのだろうから
現時点での消耗はとても気になる。
信頼されるピッチャーがリードしている場面か同点の場面でのみ
登板するのはこの消耗のせいだ。
休養をとりながらでなければ投げられなく、
しかも数に限りがあるピッチャーは
負けている場面で完璧なピッチングをしても逆転できなければ
無駄使いとなってしまう。
そのため、リードされている場面に出てくる敗戦処理と呼ばれる
ピッチャーがいるわけだ。
若手の試験場とされたり、実戦でいまいち結果が出ない選手の
調整の場としてこのリードされている試合が使われたりするのだ。
ここで良いピッチングをしてチームが逆転勝利などしようものなら
ラッキー。
ピッチング内容によっては、「今度勝ちゲームも任せてみよう。」とか
「先発で一度使ってみようとなる。」
そこで、
序盤3回でピッチャーの代走という話に戻そう。