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弱小チームの間違った鍛錬 うまくはなるけど勝てはしない Vol.26

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金曜連載で続けてきた

『有望な選手が集中する強豪校にただの野球好きが集まった野球部にも勝つチャンス。』

勝つために必要な要素、「情報」 「経験」 「体力」

総集編は、「体力」 「体格」について。

 

ある高校では3班に分かれ、打撃練習の班、守備練習の班、

そして納豆ごはんを食べる班がローテーションで回り、練習するそうだ。

 

グラウンドの隅でグローブとバットを持つ手を茶碗と箸を持つ手に変え、立ちながら食べる。

食べるとまた、打撃へ守備へと向かう。

これは成長期の高校生には体を大きくすることが、強くなることと判断しているからこその行動だ。

 

巨人・菅野は幼少の頃から父親から食いなさい、と食卓にわんさか牛乳や肉が並び、

一番きつかったのが食べることだったと語っていた。

 

海外へ渡った日本人はもともと体が大きいからそれだけの選手になったのではない。

もちろん大きい方だったとは思う。

しかし、目標があるため大きくしたのだ。

プロの世界で通用するために体を大きくしてきた結果なのだ。

大きいことが、成功することの大きな要件。

体力が技術を凌駕する。

 

ということで野球は体力をつける必要があるのだが、

高校生にとって必ずしもそこだけに注力すると弊害もある。

 

高校生の体は、まだ成長期であり、この時期にさらに大きくなる選手がいる。

ところが、体を大きくしようと、筋トレで筋肉をつけることをして

自然に大きく成長することを止めてしまうことがあるのだ。

 

筋肉をつければ、横には大きくなるが、縦には大きくならない。

縦にも伸びる成長期に筋肉をつけることで、その成長を止めてしまうことがあるそうだ。

 

野球は、ボールを投げることから肩の筋肉をつけることが必須だ。

しかし、肩に筋肉をつけると身長の伸びを止めるとよく言われる。

 

また、野球は下半身と言われるように、名選手は下半身が発達しており、

下半身がしっかりしていれば、それだけで使いたくなるもの。

 

高校野球の指導者は、高校野球で実力を伸ばすことが使命がごとく捉えて

下半身の筋力アップに努めさせては、身長の伸びを止めてしまいかねない。

 

こんな記事を目にしたが、これが成功なのかはわからない。褒められることとは限らない。

つくば秀英の取り組み

高校時代に筋力アップさせて、球速が120㌔が150㌔になったと言って褒められない。

体の成長が続く高校時代はスピードアップより体のアップを優先させて

そのあとに筋力トレーニングしてもスピードアップは可能だ。

 

横の筋力アップは、成長期が過ぎても可能だが、縦への体力アップは成長期にしか望めない。

体の成長が止まり、衰えが進んでいる40代になってからでも

筋力アップと合理的トレーニングでスピードアップは可能なのだから。

体を縦にでかくして、でかく仕切ってから、筋力アップ、スピードアップすればいい。

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