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勝負所で働けばそれで一流のプロ それが俺の仕事 

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昨日、代打は控えに甘んずる打者の担うポジションという限りではない、という話をした。

 

特にプロはシーズンが長いので調子に波がある。

調子が悪くなれば、実力がある選手でも控えの選手に劣る場合が出てくる。

控えの選手がその時絶好調ならなおさらのことだ。

 

レギュラーを張っていたベテランが力の衰えで

まだ伸び途中である若手の実力とひっくり返ることもある。

ケガで戦線離脱することもある。

 

高校野球はプロと違い、こっちは一発勝負だ。

1試合で結果を出さなければいけない。

それまで10割の最強打者でもその試合で結果が出ないかもしれない。

ほとんど打ったことのないような選手が

バットという道具でヒットしてしまう可能性があり、たった1試合なら誰が結果を出すかわからない。

 

日本シリーズの短期決戦では、よくラッキーボーイが出現する。

その短い期間に調子のピークが来ていたり、やることなすことうまくいってしまう普段は

主力級の働きはしない選手を称してこの言い方をする。

日本シリーズはラッキーボーイに気をつけろとか、ラッキーボーイが出れば勝てるとか、

ラッキーボーイを乗せるなとか、よく言う。

 

つまりは、控えの選手という言い方は、レギュラーの実力には及ばない選手を指す。

しかし、ベンチで待機して勝負所での起用を待つ選手は実力が及ばない控えではなく、

戦力として、そのポジションを担う。戦略におけるポジションなのだ。出番がないかもしれないが。

 

プロの長いシーズンでは、レギュラーだけでは乗り切れない。

必ず、戦線離脱をする選手が出るし、台頭する選手が出るし、期待の結果に及ばない主力が出る。

だから主力だけに期待して、その通りに行かなくともそれが勝負事。

その時のためにベンチ入り選手25人がおり、支配下登録選手70人が用意されている。

うまく行く選手の兵法が監督の仕事となる。

 

結果に対する責任は、すべて監督をはじめとする首脳陣にあり、選手には一切責任はない。

どんな凡ミスをしようと、それを使った監督の責任なのだ。

その程度の選手を使った、あるいはそのミスを犯すことを見極められなかった監督の責任だ。

 

勝敗の責任は選手にないということだ。

 

選手は責任がないものの、ファンからはヤジられることになり、

結果を出せないと判断されれば試合には使われなくなり、クビを切られることになる。

それが、プロの宿命。

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