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昨日からの続きとなる。
情報を与えないために思い切った作戦をするチームとは、
ピッチャーの投球練習に許されている数をあえて投げないということだ。
7球許されている投球練習を1球で切り上げたりするそうだ。
打者は投球練習の球筋をじっくり見てタイミングを計ったり、
変化球は何があるかという情報を得ようとする。
そこを1球で終わられては、情報は得られない。
打席に早く入るよう急き立てられることでリズムも狂う。
ピッチャーにもマウンドの感触を確かめることができなかったり、
実際のその日の調子を計りきれないリスクはある。
高卒でのちに大打者になった選手たちも、プロの世界に入ってきたときは皆、苦労した。
王は一本足で開眼するまで三振王と言われた。
イチローも二軍では大活躍するも、振り子打法をものにするまで、
このままでは打てなくなってしまうと思い悩んだと聞く。
松井も入団当初はプロのストライクになる変化球に避けているくらいだった。
清原は1年目活躍したが、オープン戦では結果が出ず、爆発したのはシーズン後半だった。
清原がオープン戦で苦労しているとき、「慣れれば打てる」と発言したと伝えられた。
そう。要するに慣れなのだ。
慣れとは情報により身につく。
球筋を記憶し、変化球の種類を知るというピッチャーの情報は、攻撃する側からは大きな戦力。
だからピッチャーからすると自分の持ち球をむやみには見せたくない。
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