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走らなかった場合も盗塁阻止とすれば阻止率は跳ね上がる

甲斐キャノンの盗塁阻止率は5割に満たない。

この数字はキャッチャーの能力として捉えられるが、盗塁阻止はバッテリーの共同作業であり、

ランナーを引きつけておく内野手との共同作業でもあるので、キャッチャー1人の責任ではない。

 

盗塁阻止が5割に満たないということは、盗塁の成功が5割を超えるという見方ができる。

だが、その成功確率も誰が走ってもこの確率になるわけではない。

盗塁の能力がある選手が試みることが圧倒的に多く、これによってその数字となる。

また、走った場合にだけ換算されるから、自重した場合は数字に反映されない。

それらを考慮して、走らなかった場合も成功しなかったとすると

成功の確率はぐっと落ちることになる。

やっぱり盗塁は確率の高い作戦ではないということになる。

 

また、盗塁の能力のある選手でも走るケースというのは限られてくる。

2塁にいる時や3塁にいる時は、シーズンを通しても走る機会は数回だ。

3盗の機会が少ないのは、キャッチャーから3塁への距離が短いので刺されやすいということと、

2塁にいれば、ワンヒットでホームへ還ることができる可能性があるので、わざわざリスクを背負って

走るということをしないということ。

さらに、本盗となったら、まず成功しないので試みることはまずないということになる。

 

確率が低いと見ることもできる盗塁という作戦はギャンブルに映る。

だが、ギャンブルではなく、堅実な作戦という場合もある。

それは明日へ。

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