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かつて2連覇しようが日本の野球が世界一などとは誰も思っていない

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チームスポーツは1人ずつを比べた場合、誰も勝てないと思われる時でも

チームでゲームとして戦うと勝ってしまうところに面白さがある。

それは、チームにとって利点となる部分をルールから見つけ、

そこを長所として伸ばすことで武器にして対抗することでなし得る。

 

女子パシュートは、個人で比べればタイムが悪く、単純に考えれば勝てないとなるところだが

競技の性質を利用して

ワンラインと呼ぶ美しい隊列、どのタイミングで誰が先頭を走るか、

その入れ替えの速さといった戦略を施し、圧勝した。

 

陸上400mリレーで近年、日本が躍進しているのもチームの戦略だ。

アンダーハンドパスが大きく取りざたされるが、それと同様に適材適所への配置がある。

スタートがいい選手、コーナーリングがうまい選手、直線に適した選手の配置だ。

 

そして、日本人は足が短いのでコーナーリングがうまい。

100mでファイナリストがいなく、9秒台もいない日本人が、

コーナーリングがある1走と3走で世界の猛者相手に差を広げられることがない。

チームワークというより、チームの特徴を生かした戦略だろう。

 

WBCで日本は2連覇した経験があるが、日本の野球が世界一などとは誰も思っていない。

組織力や戦略だけで比べれば世界一かもしれない。

しかし、団体競技として勝敗は日本に勝ちがついたが、一人一人の能力を比べれば

日本代表メンバーの誰がMLBの球団に所属してレギュラーを勝ち取ることが出来ようか。

日本のどのチームが北米リーグのペナントレースに加わって勝って行けようか。

それは、体力や身体能力において圧倒的に劣っているからだ。

 

イチローは世界一の技術で、その圧倒的な体力差と勝負し、世界一の選手になった。

だが、イチローのような奇跡の選手は、何人も出現しない。

チームとしてイチローを9人揃えるのは至難であり、奇跡である。一人でさえ奇跡なのだから。

 

王は「世界の王」と言われ、この言い方はかっこよく、事実、世界でも有名だから口にしたい言い方だ。

だが、「世界のホームラン王」となると、口はばったくなる。

王自身、世界一のホームランバッターとは思っていない。

だが、幸いにも名前が王なので

「世界のホームランバッターである王」を意訳して「世界のホームラン王」としても

間違いではなくなる。

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