https://twitter.com/yakyucolumn
氷上のチェスと言われるカーリング。
ただ得点ができる位置に投じればいいわけではないそうだ。
相手の一投、次の自分たちの一投を考え、
最適であったり、安全であったりする場所、場合によって勝負に行き博打のように投じる。
それは試合の局面、相手の力量、得点差、コンディション、といったところを勘案してその一投を決める。
野球もそういうスポーツだ。
プロと高校生以下の若年層野球を比べたら、圧倒的に間の使い方が違い、試合時間が違う。
野球もイニング、試合展開、選手層、打順、点差、力量など状況を勘案してプレーを選択する。
1球ごとに間ができる野球は、1球ごとに考える。
野球は頭のスポーツという野村は、テスト入団から一時はクビまで言い渡された程度の選手だった。
それを、相手の配球を読むということに活路を見出し、三冠王にまでなり、球史に残る大プレーヤーとなった。
カーリングは後攻が有利だそうだ。
相手の一投によって、こちらの作戦がとりやすいから。
最後の一投も後攻で終わるから判断がしやすい。
野球には表裏がある。
カーリングほど裏のチームが相手の攻撃によって、作戦を色々考えるということはないが、
相手の表の攻撃次第で
イニングの進行具合や相手ピッチャーの出来、打順を考慮し作戦をたてる。
表に点数が多く入れば、打って取り返す作戦をとることが多い。
プロは2点差以上差がある場合に送りバントをすることは少ないが、
高校野球などは5点以上離れても序盤なら送りバントをすることもよくある。
9回トータルで相手に追いつくために、点差があろうとも1点ずつ縮めていき、
耐え忍んでチャンスを待つという覚悟をもった戦略だ。
https://twitter.com/yakyucolumn