日本のプロ野球は助っ人と呼び、かつてはアメリカから今は、カリブやキューバからも
外国人を呼ぶ。
抱えられる人数の限りがあるので、MLBと違い、誰彼構わず呼び寄せる、あるいは
試してみるということにはならない。
その中でキャッチャーとショートは外国人が務めるということがない。
まず、キャッチャーは経験がものをいうポジションだということ。
全部の投球を受ける可能性があるキャッチャーは、それに指示を出す立場になりやすい。
すると、試合を構築する立場になり、各ポジションに指示を出すことになる。
結果、経験が役に立つことになる。
谷繁が2000本を達成できたのもキャッチャーだったからで、
歳をとっても試合に使われたからだ。
キャッチャーがそういう立場だということは、自然チーム作りにはキャッチャーを
育てなければいけなくなる。10年とチームの骨格になってくれるであろう人材を
あてがうことになる。
いついなくなるかわからない、チームに抱えておける人数に限りがある外国人に
任せられないということになり、外国人選手がキャッチャーを務めることがない。
また、単純にキャッチャーの細かい技術に日本人が優れているというのもある。
外国人の特徴は身体能力であり、速い球を投げる。大きい打球が打てる、
遠くへ投げられる、ということだから。
チームメートに指示を出していくということは、
日本の文化や日本人の気質を理解、共感していない選手がキャッチャーをやっても
うまくリードしていけないということになろう。
ついにはチームをまとめていけないということになる。
それらがキャッチャーに外国人がいない理由だ。
ショートについては次回へ
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