火曜連載としたタイブレーク制度できづいたこと。
フォースプレーは、3塁手がベースに足を突いて、伸びることで捕球をすれば
アウトをひとつ獲得できる。
タッチプレーはその名の通り、ランナーにタッチが必要だ。
タッチするには、ランナーの足がベースに入ってくる地点に送球が来てくれる事が理想。
捕った状態でわざわざランナーに触れなくても勝手に足がグラブにぶつかって
自らタッチされに来ているかのような状態が理想なわけだ。
これが、受け手の胸辺りに、一般的には良い送球とされるものだと
タッチに行くとなったらその分、ロスが生まれる。
まして高く行ったり、ベース上より逸れたりしたら大きなロスであり、
相手の暴走でもない限り刺すことはできない。
一方、フォースプレーなら高く行っても、逸れても足をつけたまま体や腕を伸ばして
キャッチするだけでいいので、送球の質にそれほどこだわらない。
とにかく足がベースから離れないところに送球できれば、ほとんどロスはない。
これだけ、フォースプレーとタッチプレーでは時間の差と送球の質に違いがある。
したがい、フォースプレーは守備側からすればタッチプレーに比べかなり楽。
逆に攻める方は、フォースプレーでのバントを決めるのは難しい。
塁間27m程度、0コンマでアウトとセーフが分かれる野球ではこれは大きな差だ。
そこで本題のタイブレークで気づいたこと。
それは、タイブレークの出発はこのフォースプレーであるということにある。
次へ。
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