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ホームランを喜ぶか、ホームランは出にくいものと楽しむか

昨日からのつづきとなる。

2020-1-1 つまらない野球という風潮のみならず

 

MLBのように世界中から野心を持って集まる場所で、1チーム9人しか打線に並ばないような

野球では、全てが強打者であり、全てがいつでもホームランが飛び出す。

みんなで打って、その中で失敗の方が当然多いけど、中にはホームランもいくらか飛び出す

だろうし、相手ピッチャーによれば、大量得点も可能だろうと考え、自由に打たす作戦をとる。

 

まして、どんどん体が大きくなっていき、情報分析が進み、技術の進歩、道具の進展が

ある中で球場の大きさはずっとほぼ一緒という状況ならそうなって当然だろう。

日本はホームランを喜んでもらおうと狭くするくらいだ。

 

本来野球はホームを踏んで1点をもらえる。それまでに4つベースを踏む過程があるから

どうやってランナーを出すか、進めるか、そしてホームベースを踏む回数を相手より

1回多くするにはどうするかを駆使するゲームだったように思われる。

 

そのための大前提として打者というものがおり、その打者がバットという道具で

塁に進もうとする。

となると、そのバットで遠くまで飛ばせる人間には驚きと敬意が生まれる。

だから、そういう場合はホームランというものを用意して一気に得点を許すということに

なったと思われる。

ホームランが先ではないということ。

 

そう考えれば、ホームランを喜ぶのではなく、ホームランは出にくいものとして

野球の形を考え、仕組みのメスが入って良さそうに思われる。

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