カージナルスの左腕リベラトーレのカーブがすごいと話題になっているのを目にした。
こんなカーブ打てない、のだそうだ。
松井が1年目、シーズン前の春先、1年先輩のヤクルト石井のカーブにのけぞって避けたら
真ん中に収まり、三振した。高校時代では見たことのない軌道の球だったのだろう。
速くて大きく曲がるから手が出ない。
ちなみに、ツーストライクのカーブにも避けていた。
元木も入団間もない頃、小宮山のカーブにしゃがみこんで避けたらストライクだった
ということもある。
松井にしても元木にしても、高校野球史に残るスラッガーだが、プロの球には
ついて行けていなかったことになる。
避けてしまうようなカーブは左対左、右対右の場合だ。
だから、左腕リベラトーレを攻略するのは右打者になる。
右打者なら大きく曲がっても打てる。
カーブは遅いので一瞬、ボールかと思った後、曲がってきてもまだ間にあう。
右打者ならファールにはできる。
左打者だって、カーブを捨てたっていいし、ボールになることを願ってもいい。
どうやって打つか、ばかり考えるのではなく、打たないと開き直ることも技の1つだ。
いつもベストのカーブを投げられるわけではないし、抜け球がある。
そして全てストライクが来るわけではないので、打たないと決めた時、ボールになれば
続けて投げられなくなる。
2020-2-24 ボール球をヒットにすることはテクニシャンでない。本当のテクニックは見逃すこと
2020-2-27 あんな変化球打てない 打てなくていい打つ必要がない球だ
打たないと決めれば、打たなくていい。それも戦略。
技術として打てないのであれば、違うことを考えればいいのだ。
要はチームが勝つにはどうするかということ。
俺がどうやって打つかじゃない。
攻略するには右打者を並べればいい。
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