毎日野球コラム - 野球コラムサイト -

試合状況によって外野も後ろに逸らしてよい 突っ込め!

ATHENS - AUGUST 20: Yoshinobu Takahashi #24 of Japan makes a diving catch in the baseball preliminary game against Canada on August 20, 2004 during the Athens 2004 Summer Olympic Games at the Baseball Centre in the Helliniko Olympic Complex in Athens, Greece. (Photo by Jamie Squire/Getty Images)

7月26日の横浜-広島。

横浜が6点を獲りリードするも、8回に5点を返され、6-10となり9回裏を迎えた。

1死1塁からレフトへのライナー性の打球に、レフトを守る外国人は前に出かかり、止まり、

後ろに下がってワンバウンド捕球した。

 

外野手の本能として後ろには逸らしたくない、逸らしてはいけない、という意識がある。

それは、後ろには誰もいないから、長打となり、失点するからだ。

しかし、9回4点差でランナーが1人の場面で後ろにそらし、例え2点獲られても、ワンヒットでも状況は一緒だ。

 

2点リードのランナーなしか、4点リードのランナー二人かというだけの差。

この差は最終回に限っては同じこと。

この回は1点差までは迫られてもいいのだ。

だから、安全策をとる必要はない。

 

安全策をとる理由は、せいぜいが次の打者がゲッツーにとりやすいと判断したくらい。

突っ込んで捕球できれば、ファインプレー。

後ろにそらしてもワンヒットのショックと一緒。

これが8回だったら安全策がよしとなる。

4点差あるなら、逆に無理に前に出るな、という判断にもなる。

それは、野球は1イニングに3つアウトを獲ると、精算されるからだ。

 

こういう最終回には点差によって、普段のイニングとは変わる攻め、守りをしなければいけない。

その例を明日以降連載する。

野球情報メールマガジン

https://twitter.com/yakyucolumn

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

傑作コラム

TOP