7月26日の横浜-広島。
横浜が6点を獲りリードするも、8回に5点を返され、6-10となり9回裏を迎えた。
1死1塁からレフトへのライナー性の打球に、レフトを守る外国人は前に出かかり、止まり、
後ろに下がってワンバウンド捕球した。
外野手の本能として後ろには逸らしたくない、逸らしてはいけない、という意識がある。
それは、後ろには誰もいないから、長打となり、失点するからだ。
しかし、9回4点差でランナーが1人の場面で後ろにそらし、例え2点獲られても、ワンヒットでも状況は一緒だ。
2点リードのランナーなしか、4点リードのランナー二人かというだけの差。
この差は最終回に限っては同じこと。
この回は1点差までは迫られてもいいのだ。
だから、安全策をとる必要はない。
安全策をとる理由は、せいぜいが次の打者がゲッツーにとりやすいと判断したくらい。
突っ込んで捕球できれば、ファインプレー。
後ろにそらしてもワンヒットのショックと一緒。
これが8回だったら安全策がよしとなる。
4点差あるなら、逆に無理に前に出るな、という判断にもなる。
それは、野球は1イニングに3つアウトを獲ると、精算されるからだ。
こういう最終回には点差によって、普段のイニングとは変わる攻め、守りをしなければいけない。
その例を明日以降連載する。
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