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代表選手への采配、起用に躊躇しない WBC構想

優勝以外の目的は国際戦にはない。

野球発展に寄与する、という長い目で見た目的は優勝以外にもあろうが、それでも

優勝することが野球発展にも最もいい。

 

だから、選手起用も選手に遠慮するという必要はない。

勝つために出場しない野手がいたり、ダルビッシュにワンポイントをさせたり、やって当たり前となる。

慮るのは代表招集の時に済ませておく。

戦いに臨んだ時、その選手にとって良くない可能性があると思えば、そもそも選ばない、ということをしておく。

代表選抜する時点でその旨を伝えておき、それを了承してもらい、優勝をチームで目指す。

 

栗山は

「由伸や(佐々木)朗希の状態がよければそこでいくべきだけど、2人を上回るピッチャーがいれば躊躇すべきでないという考え方もあります」

と言っている。

この考え方を元プロでありながら、これまでの監督で持っている人はいなかった。

躊躇しない、という表現はとてもよい。

 

また、難しい時期に開催されるので実績通りとはいかない。

これまでの国際戦で抑えの人がその通りに行かないことが多い。

第二回WBCでは藤川が抑えで機能しないと思ったらダルビッシュを抑えに回した。

オリンピックでは星野が岩瀬の起用にこだわった。

WBCは優勝し、オリンピックは敗れ去った。

 

大谷の使い方、MLB選手の使い方についても明言しなかった。

当然だ。

シーズン中でない時の開催なので、調子がパフォーマンス発揮にとても影響する。

ダルビッシュと大谷という別格の実績を持っていても、その期間ではプロ数年の選手が結果を出す可能性は大いにある。

 

この時期から言えることは、一流だけで構成されるチームだから一人一殺の構想でいいということ。

そして右打者に右ピッチャーを充て、左打者に左ピッチャーを充てる。

そしてその時、いい球を投げているピッチャーを引っ張り、また中心に回していく戦い方を

想定しておくということ。

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